転職を希望する職場によって流れが違うこともありますが、まずはエントリーシートなどを企業に提出してから面接へと進みます。
薬剤師が転職する場合の面接の回数は基本的に1~2回。
たとえば調剤薬局の場合、企業の規模によっても異なりますが採用担当者と現場担当者が面接相手となる場合がほとんどです。
個人薬局の場合は、社長が直接面接することもありますね。
転職を希望する企業が大きい場合、採用担当や部署の責任者と現場担当者など3名ほどが面接に出席することもあるようです。
いざ面接に行った時に必要以上に緊張しないように、前もって大人数と面接するつもりで参加するとスムーズに話すことができるかもしれませんね。
■薬剤師の転職はどんな面接の流れなの?
薬剤師が転職するために行われる面接はある程度流れが決まっています。
会話の流れや面接担当者によって前後することもありますが、基本的な流れは以下のようになります。
①自己紹介
②これまでの経歴
③前職の退職理由
④志望動機
⑤長所と短所
⑥今後のキャリアプラン
⑦ほか企業と比べた志望順位
⑧企業を選ぶ基準
⑨離職期間がある理由
まずは自己紹介をして、そのあと細かい話しに入るイメージですね。
ここで特に気を付けておきたいのは、「前職の退職理由」と「離職期間がある理由」です。
ネガティブな理由で前職を退職した場合でも、できる限り前向きに捉えられるような理由になっていることが必要となります。
また離職期間については資格所得など、なにか明確に答えられるとベストです。
もし自分が面接担当者だったらと考えた時に、なにもしないで過ごしていた人よりもなにかに取り組んでいた人を採用したいと思いませんか?
面接担当者の気持ちを考えると、意外と面接も冷静に受け答えできるかもしれませんね。
注意が必要な内容とは異なりますが、今後のキャリアプランも面接の中で重要なブロックです。
面接担当者は、キャリアプランが自社と合っているか将来をしっかりと考えられる人材かを確認しています。
面接では、自分のキャリアプランに合った企業であることをアピールするとさらに採用への近道を作ることができますね!
■薬剤師の転職面接で印象がいい逆質問
面接では自己PRや過去の経験を話すほか、面接担当者から「質問はありますか?」と聞かれることがほとんどです。
面接における逆質問に「特にありません」と答えるのは、あまりいい回答ではないと言われています。
なぜなら、本当に就職するつもりがあるのかと面接担当者に思われてしまうからですね。
転職面接での逆質問のいい回答例をまとめてみました!
・職場の雰囲気
・従業員数
・従業員の男女比
・制服の管理方法
・残業量
実際に働いた時をイメージして、気になることを質問してみましょう。
例にあげたような質問をすることで、面接担当者には就職意欲がある印象を持ってもらうことができますね!
もし質問への回答でさらに質問が出た場合は追加で質問するのもいいでしょう。
あまり広げすぎると面接の時間も長くなってしまうため、多くても2~3個以内にまとめられるといいですね。
残業がほぼない職場や残業が多い見込みのある現場の場合、質問する前に面接担当者が先に説明してくれることもあります。
人の話しを聞いていなかったと思われてしまうため、すでに説明されたことを質問してしまわないように注意しましょう。
用意していた質問を先に説明された場合に備えて、2~3個の質問を用意しておくと安心して面接を続けられるのではないでしょうか?
■薬剤師の転職面接でいい印象を持たれるコツ
薬剤師の面接に限った話しではありませんが、転職の面接では大切なことがいくつかあります。
面接でいい印象を持たれるコツをまとめると以下のようになります。
・清潔感のある身だしなみ
・相手の目を見て話す
・会話のキャッチボールを意識する
・丁寧な口調で話する
・落ち着いて対応する
まず第一印象で大切なことは、身だしなみに清潔感があるかどうかです。
清潔感は勉強などの必要もなく、比較的手軽に印象をよくすることができるため身だしなみには気を付けましょう。
また、面接中は面接担当者の目を見ながら話すことが重要です。
緊張によって視線をそらしたくなるかもしれませんが、たとえば斜め下を見ながらボソボソと話されると「大丈夫かな?」と不安を与えてしまいます。
しっかり目を見ながら話すことで堂々とした姿で面接担当者にも安心感を与えることが重要ですね。
話し方は丁寧な口調で話し、会話のチャッチボールを意識することも大切ですね。
緊張から話し方が固くなってしまうのも良くありませんが、リラックスしすぎると余計なことも話してしまうため適度な緊張感を持って面接で対応することを心がけましょう。
面接において全て大切なことですが、なによりも落ち着いて対応することが1番大切です。
面接というだけで緊張してしまうかもしれませんが、実は面接担当者も緊張していることを忘れないでください。
お互いに緊張しながら同じ時間を過ごしていると思うと少し気持ちが落ち着くかもしれませんね!
