調剤薬局はいくつかのタイプに分かれます。
・病院/クリニック近くの門前薬局
・商業施設/ドラッグストア内の調剤薬局
・訪問型の調剤薬局
・商店街/住宅街の調剤薬局

同じ調剤薬局でも、それぞれ特徴が異なります。
実際に働いたことがないと、どのような違いがあるのかイメージが沸きにくいですよね。

ここでは、調剤薬局ごとの特徴とメリットやデメリットについてお話します!

◇病院/クリニック近くの門前薬局
病院やクリニックの近くにある門前薬局の特徴は、午前中に患者さんが集中することです。
また、1日に多くの処方箋を扱うため薬の種類が多く基本的には薬剤師の人数が多いことも特徴のひとつですね。

そんな門前薬局に転職する際のメリットとデメリットをご紹介します!

□メリット
門前薬局に転職するメリットをまとめてみました。
・未経験/ブランクがあっても働きやすい
・薬剤師が複数人いる
・病院やクリニックと連携をとることができる
・医療用医薬品の知識が増える
・患者さんと近い関係になれる

門前薬局で働くメリットは、なんと言っても未経験やブランクがある人でも働きやすいことです。

門前薬局には薬剤師が複数人いるため、特に始めのころは他の薬剤師がサポートしてくれます。
また、薬剤師が多いことで急用にも対応してもらいやすい環境になっていることも特徴的ですね。

病院やクリニックと連携が取れていると、薬の在庫に合わせた処方内容を相談することもできます。

患者さんと近い距離感で関わることができるところも門前薬局ならではのメリットです。
同じ病院に通う患者さんであれば、何度も顔を合わせるシチュエーションもあるため薬剤師としてのやりがいを感じることができますね!

□デメリット
門前薬局に転職する場合のデメリットをまとめてみました。
・終業時間が遅くなってしまうことがある
・転職の際不利になる場合がある

門前薬局で働く1番のデメリットは、病院やクリニックの診察が長引くと終業時間が遅くなってしまうことです。

特に心療内科が近くにある場合、診察中の話しが長くなってしまうことがあります。
その場合、門前薬局も診察を待つことがありますが結果として薬が処方されなかった、なんてケースも起きてしまいます。

また、眼科や皮膚科の門前薬局の場合は扱うことができる薬の種類が少ない
となり、次の転職の際不利になってしまうことがあります。

◇商業施設/ドラッグストア内の調剤薬局
商業施設やドラッグストアの中に併設された調剤薬局では、調剤業務以外にも日用品や一般医療薬品を取り扱っています。
調剤業務以外の業務もあるため、仕事のやりがいがあることが特徴的です。

そんな商業施設やドラッグストアの中にある調剤薬局のメリットとデメリットをご紹介します!

□メリット
商業施設やドラッグストア内にある調剤薬局のメリットをまとめてみました!
・収入が多い
・福利厚生がしっかりしている
・調剤業務以外の知識が身につく

商業施設やドラッグストアの中にある調剤薬局の場合、薬剤師の中でも収入が多くなりやすい傾向にあります。
また、特にドラッグストアの場合は福利厚生がしっかりしていることも多いです。
ドラッグストアは大手の企業がほとんどなので、残業代や産休・育休など福利厚生が整っていることもあります。

同じ業務を行う場合、福利厚生が整っていると働きやすい環境になりますね!

□デメリット
商業施設やドラッグストア内にある調剤薬局のデメリットをまとめてみました!
・出勤がシフト制
・仕事内容が多い
・薬剤師の人数が少ない

調剤業務以外の仕事もあるため、特に初めのうちは仕事を覚えるまでに時間がかかりやすいです。
また、出勤はシフト制となるため土日や祝日も出勤となることが多いため、人によってはデメリットになってしまいますね。

商業施設やドラッグストアの中にある調剤薬局は薬剤師の人数が少ない傾向にあるため、育児をしながらの勤務や介護の必要がある家族がいる場合は
働きにくい場合があります。

◇訪問型の調剤薬局
訪問型の調剤薬局の場合、高齢の方など自宅で診察を受けた人のために薬を届けることになります。
訪問した際には薬を届けるだけではなく、医薬品の管理や福音指導を行うため患者さんとより親密な関係になりやすいことが特徴的ですね。

医師やケアマネージャーと連携して業務を行うため、高いコミュニケーション能力と心配りが必要なところも特徴的です。

そんな訪問型調剤薬局のメリットとデメリットをご紹介します!

□メリット
訪問型調剤薬局のメリットをまとめてみました!
・患者さんと近い関係になれる
・医師やケアマネージャーと連携することができる
・やりがいを感じられる
・移動が多いため気分転換ができる

訪問型調剤薬局の場合、患者さんと近い関係で接することになります。
医師やケアマネージャーとの連携はもちろんですが、患者さんによっては薬剤師にいろいろと悩みを打ち明けてくれることもあるかもしれません。
作業のように服薬指導などを行なう仕事ではないため、やりがいが感じられる人も多いのではないでしょうか?

また、薬局に1日中いるわけではないため気分転換もしながら仕事ができるところもメリットのひとつです。

□デメリット
訪問型調剤薬局のデメリットをまとめてみました!
・運転免許が必要
・訪問する場所によって所要時間が変わる

自宅に訪問するため、患者さんによっては世間話が長くなってしまう場合があります。
患者さんは楽しくて話してくれることがありますが、1件に時間をかけすぎると後の仕事に支障が出てしまうため
タイミングを見て話しを区切るように注意しましょう。

また、各患者さんの自宅などに訪問するため運転免許が必須となっている場合があります。
運転免許を持っていない人はもちろん、普段運転しない人は安全に運転できるように練習しておく必要がありますね。

◇商店街/住宅街の調剤薬局
商店街や住宅街にある調剤薬局は、調剤業務以外にも日用品や医薬品を扱います。
調剤以外の知識やスキルが必要となることが特徴的です。

そんな商店街や住宅街にある調剤薬局のメリットとデメリットをご紹介します!

□メリット
商店街や住宅街にある調剤薬局のメリットをまとめてみました!
・地域との信頼関係を築くことができる
・アットホームな雰囲気
・患者さんごとに合わせたサービスができる
・経営者との距離が近い

商店街や住宅街にある調剤薬局の場合、地域と信頼関係を築くことができるところが特徴的です。
経営者との距離が近く、アットホームな雰囲気で仕事ができるため大手の雰囲気が苦手な人には仕事がしやすいかもしれませんね。

また、マニュアルがないこともあるため患者さんひとりひとりに合ったサービスを提供することができるところもメリットのひとつです。

□デメリット
商店街や住宅街にある調剤薬局のデメリットをまとめてみました!
・福利厚生があまりない
・研修制度が整っていない

研修制度が整っていない場合があるので、始めのころは仕事を覚えるのに時間がかかってしまうことがあります。
また、大手と比べると福利厚生が劣るのでそういった点ではデメリットともなりますね。

■薬剤師として調剤薬局に転職する時に必要なスキル
働く場所によって求められるスキルは異なりますが、どの調剤薬局でも必要なスキルは4つ。
・コミュニケーション能力
・薬の知識
・調剤ができる
・服薬指導ができる
この4つは調剤薬局に転職する場合必ず必要となります。

その他に必要なスキルをシチュエーションに合わせてご紹介します!

◇商業施設やドラッグストア内の調剤薬局
商業施設やドラッグストアの中にある調剤薬局の場合、通常の調剤業務以外にも日用品などを扱います。
日用品などの知識が必要なのはもちろんですが、他のスタッフが忙しい場合は接客販売や品出しを頼まれることもあるので
他の調剤薬局と比べて高いコミュニケーション能力が必要になります。

◇訪問型調剤薬局
病院に行くことができない患者さんの元へ薬を届ける訪問型調剤薬局の場合、薬を届けるだけではなく薬の管理も必要になります。
ケアマネージャーも薬は管理していますが、特に認知症などの場合は多方面からの管理が大切です。

患者さんに合わせた工夫や細かいところに気が付くスキルが必要になります。

■薬剤師として調剤薬局に転職したい!求人情報を見るコツ
調剤薬局に転職する際、求人情報を見るコツがあります。
実際に働いてみるまで細かいところまではわかりませんが、転職後のミスマッチを防ぐためにできる限り求人情報からイメージを作っておきたいですよね!

調剤薬局に転職する際、求人情報を見るコツをまとめてみました!

・給与
・勤務時間
・年間休日数
・対応科目
・処方箋の枚数
・薬剤師の人数

給与や年間の休みを見ることはもちろんですが、扱う処方箋の枚数を確認することでどの程度の忙しさか目安をイメージすることができます。
また、薬剤師の人数によって休みが取りやすいかどうかを予想することができるので、薬剤師の人数もしっかりとチェックしましょう。

対応科目が多い職場では、特に始めのうちは覚えることが多くなります。
転職後、知識を増やしたい場合は対応科目が多い職場が合っていますが、比較的ゆったりと仕事をしたい場合は対応科目が少ない職場がいいかもしれませんね。

職場の雰囲気は求人情報からはわかりませんが、転職エージェントを利用する場合は職場を見学できる可能性があります。
エージェントを利用する際は、ぜひ相談してみましょう!

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