薬剤師から管理薬剤師に転職した場合の違い

薬剤師

管理薬剤師は法律で義務付けられている薬局や薬の製造拠点の責任者のことです。

一般薬剤師から管理薬剤師への転職は、薬剤師をしていれば1度は視野に入れるポジションではないでしょうか?
管理薬剤師の経験がない場合、実際どんな違いがあるのかわからないこともありますよね。

一般薬剤師と管理薬剤師の違いをまとめてみました。

・年収が増える
・業務内容が違う

一般薬剤師と比べて年収が増えることと、業務内容が違うことが大きな違いです。

また、働く場所によって管理薬剤師は「薬局長」と呼ばれることもあります。

■管理薬剤師の平均年収

管理薬剤師は一般薬剤師よりも年収が36万円~72万円アップすると言われています。

一般薬剤師と管理薬剤師の平均年収を比べてみましょう。

・管理薬剤師 600~700万円
・薬剤師   549万円

管理薬剤師は役職手当がつくため、年収をアップさせることができますがその分業務内容が多いことが特徴的です。

■管理薬剤師の仕事内容

管理薬剤師の仕事内容は働く場所によってそれぞれ異なります。

管理薬剤師が活躍できる職場は大きく4つに分かれます。

・調剤薬局
・ドラッグストア
・病院
・企業

それぞれの現場でどのよう仕事内容が変わるのか見ていきましょう!

◇調剤薬局で働く場合

調剤薬局で管理薬剤師として活躍する場合の仕事内容をまとめてみました。

・薬剤師業務
・薬剤/医薬品の在庫・品質管理
・スタッフのマネジメント

在庫や品質の管理とスタッフのマネジメント業務が発生します。

職場によっては薬局全体のミーティングへの参加や運営業務を任される場合もあります。

ほかの薬剤師と同じように調剤や服薬指導の業務もあるため、業務量が多いことが特徴的です。

◇ドラッグストアで働く場合

ドラッグストアで管理薬剤師として活躍する場合の仕事内容をまとめてみました。

・医薬品/製品の管理
・薬剤に関する指導

店長や運営者に医薬品の知識がない場合は、管理薬剤師が指導する必要があります。
ドラッグストアで働く薬剤師全員の責任者というポジションになるので、重要なポジションとなります。

また、ドラッグストアでは化粧品や日用品も取り扱っているので、販売している商品の知識が必要になるところが特徴的です。

ドラッグストアで働く薬剤師は、来店する人の窓口となるため高いコミュニケーション能力が必要となります。

◇病院で働く場合

病院は管理薬剤師の配置が義務ではありません。

「薬剤部長」や「薬科長」として病院の中での責任者業務を行うことになります。

病院で薬剤部長として働く場合の仕事内容をまとめてみました。

・入院患者のカルテを把握する
・投薬の処方/服薬指導
・医師や看護師への薬剤指導

ドラッグストアや調剤薬局と比べて、医療に関するたくさんの知識が必要です。

医師や看護師に薬剤指導をする場面もあるため、仕事へのやりがいが感じられるところが特徴的ですね。

◇企業で働く場合

企業で働く場合、化粧品/健康食品/医療機器メーカーに就職することがあります。
ほかの職場とは違い、営業スキルが必要となることが特徴的です。

企業で働く場合の仕事内容をまとめてみました。

・医薬品の管理
・従業員の管理
・クライアントへの製品説明
・厚生労働省へ新薬の申請/副作用報告

クライアントへ製品を説明する際に営業スキルが必要となりますが、ほかの職場と比べてデスクワークが基本となります。

そのため、薬剤師としてイメージしていた仕事とのギャップを感じる人も多くいるようです。

■薬剤師から管理薬剤師になる方法

薬剤師から管理薬剤師になる方法は2つあります。

・転職せずに今の職場で昇進する
・転職する

転職せずに管理薬剤師に昇進する場合は3年間業務経験を重ねることが基本となります。

しかし、ベテランの薬剤師などが職場にいる場合管理薬剤師のポストが空かないことがあるため、早く管理薬剤師になりたい場合は転職がおすすめです。

転職サイトで管理薬剤師と検索すると、多くの求人情報が出てきます。

スキルアップのためにも、転職して管理薬剤師になることは効率よくキャリアアップへ繋げることができますよね!

探している条件と合った求人があった場合には、積極的に応募してみてはいかがでしょうか?

■薬剤師から管理薬剤師に転職するメリットとデメリット

管理薬剤師に転職する場合のメリットとデメリットについてご紹介します!

◇メリット

管理薬剤師へ転職した場合のメリットは以下です。

・年収があがる
・スキルアップできる
・自信がつく
・やりがいを感じられる

管理薬剤師として働く場合の1番のメリットは年収アップへとつながることではないでしょうか?

また、責任者として業務することになるので、これまで以上に責任感を持って仕事へ取組み

仕事へのやりがいを感じられるところも魅力のひとつです。

◇デメリット

管理薬剤師へ転職した場合のデメリットは以下です。

・責任が多くなる
・勤務時間が長くなる可能性がある
・副業NG

薬剤師の責任者となるため、一般薬剤師として職場での負担が多くなります。

スタッフのミスも管理薬剤師の責任となる場合もあるので、状況によってはストレスとなってしまうこともあるかもしれません。

業務内容が増えるため勤務時間が長くなってしまうことがあります。

年末年始などの長期休みに一般薬剤師が出勤できない場合、管理薬剤師が変わりに出勤する必要も出てくるため休みがとりにくくなる傾向にあります。

また、薬機法により管理薬剤師は副業することが禁止されています。
すでに副業をしている人や副業を視野に入れている場合は注意しましょう。

■薬剤師から管理薬剤師に転職するために必要なスキル

◇管理薬剤師に必要な資格

管理薬剤師になるために必要な資格はありません。

一般薬剤師と比べて責任者の扱いとなることから、特別な資格が必要なイメージを持っていた人もいるかもしれませんね。

転職で管理薬剤師を目指したい場合、新たに資格を取らなくてもチャレンジすることができますね!

◇管理薬剤師に必要な条件

管理薬剤師はひとつの施設で一定時間以上勤務する必要があります。

1日あたり8時間以上の勤務が必要で、細かい条件は現場によって異なるため労働条件はしっかりと確認しておきましょう。

■薬剤師から管理薬剤師に転職する際の注意点

管理薬剤師に転職する場合の注意点は以下です。

・薬剤師が1人しかいない職場は負担が多い
・労働条件を確認する
・薬剤師の定員数を把握しておく

薬剤師1人で店舗を回していたり、少人数の薬剤師で運営している場合も注意が必要です。

店舗の運営ができなくなるため、有給が取れないなどの悩みが出てしまう可能性があります。

また、職場によっては役職手当の代わりに残業代が出ないケースがあります。

実際に働いてみると一般薬剤師をお給料が変わらないうえに業務量が増えてしまうなんてこともあるので、求人情報はしっかりと確認しましょう。

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